かみ合わせと全身の健康の関係

最近、かみ合わせの不具合や歯ぎしり、噛みしめが原因で肩こりや頭痛などの不定愁訴が引き起こされることが注目されています。かみ合わせが悪いと、歯や顎だけでなく、全身のバランスにも影響を与えることがわかってきました。

かみ合わせが悪くなる原因と影響

・治療した歯のバランスが悪い
・歯の欠損を放置している
・歯ぎしりや噛みしめの癖がある
・片側ばかりで噛む習慣がある

このような問題が続くと、顎関節に負担がかかり、顎関節症や頭痛、肩こり、腰痛などが引き起こされることがあります。また、歯への負担が増えて歯周病やむし歯が悪化することもあります。

かみ合わせを整える治療法

スプリント療法：就寝時にマウスピースを装着し、噛み合わせを整える
ナイトガード：歯ぎしりや噛みしめを予防する
歯並びの調整：バランスの悪い歯を調整し、負担を減らす

これらの方法を組み合わせることで、かみ合わせを正常に戻し、全身のバランスを整えていきます。

かみ合わせが悪いと起こりやすい症状

・顎関節症
・頭痛・肩こり・腰痛
・歯周病・むし歯
・耳鳴り・めまい
・目のかすみ・鼻づまり

「原因がわからない体調不良」に悩んでいる方は、かみ合わせをチェックすることで改善につながるかもしれません。

かみ合わせを悪化させないための習慣

かみ合わせのトラブルを予防するためには、日常の習慣を見直すことも大切です。

姿勢を正しくする：猫背や長時間の座り姿勢を改善し、体のバランスを整える
左右均等に噛む：片側ばかりで噛む癖をなくし、全体をバランスよく使う
悪い習慣を見直す：「足を組む」「片側の肩にバッグを掛ける」などの習慣を改善
ストレッチやマッサージを行う：首や肩の緊張をほぐし、筋肉のバランスを保つ

かみ合わせのチェックと相談

もし「噛むと違和感がある」「朝起きると顎が疲れている」「原因不明の頭痛や肩こりがある」といった症状がある場合、一度かみ合わせのチェックを受けてみることをおすすめします。

当院では、かみ合わせのバランスを確認し、一人ひとりに合った治療を提案しています。気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。