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【コラム】歯周病の重度別治療期間の目安

2025.04.02

歯周病とは?

歯周病は、プラーク内に潜む歯周病菌が原因で歯茎や顎の骨に炎症を引き起こす病気です。初期段階では歯茎の赤みや腫れ、出血が見られますが、痛みを伴わないことが多く、気づかないうちに進行することがあります。
症状が進むと、歯を支える顎の骨が溶かされ、歯がぐらついたり、最悪の場合は自然に抜け落ちたりします。以下の症状がある場合、歯周病の可能性が高いので、早めに歯科医院を受診しましょう。

• 歯茎の腫れや赤み
• 歯茎からの出血
• 歯茎のかゆみや痛み
• 歯茎が下がる、歯が長く見える
• 食べかすが詰まりやすくなる

健康な歯茎はピンク色で引き締まっていますが、歯周病が進行すると、腫れや赤みが増し、顎の骨の減少により歯茎が下がることがあります。歯周病は自然に治ることはないため、早期発見・治療が重要です。

歯周病の治療法

歯周病が進行すると、顎の骨が溶かされ、歯茎が下がります。一度失われた骨や歯茎を完全に元に戻すことは難しいため、できるだけ早く治療を始めることが大切です。

歯周病の基本治療

治療の第一歩は、歯周病の進行度を確認する検査です。歯周ポケットの深さ、歯のぐらつき具合、プラークの付着状況などをチェックし、必要に応じてレントゲン撮影を行います。
その後、歯周病の原因となる歯石やプラークを専門的な機械を使って除去します。特に歯石は自分で取り除くことができないため、定期的なクリーニングが必要です。あわせて、効果的な歯磨き方法の指導も行います。
歯周病は進行するほど治療が複雑になり、期間も長くなります。毎日の歯磨きと定期検診で予防することが重要です。

軽度の歯周病

症状:

• 歯茎の赤み・腫れ
• 出血

治療:

• 歯科医院でのクリーニング
• 正しい歯磨きの実践

期間:

• 1回~3回の通院で改善
• 治療期間は約1~3か月

中度の歯周病

症状:

• 顎の骨が溶け始める
• 歯茎の後退
• 歯のぐらつき
• 口臭の悪化

治療:

• 専門的なクリーニング(深い部分の歯石除去)
• 部位ごとの分割治療

期間:

• 4~7回の通院が必要
• 治療期間は約3~6か月

重度の歯周病

症状:

• 歯茎の腫れや膿の排出
• 顎の骨が大幅に減少
• 歯のぐらつきや自然脱落

治療:

• 通常のクリーニングでは改善しないため、歯周外科治療(歯茎を切開して歯石を除去)を実施
• 改善が見込めない場合は抜歯

期間:

• 8~10回の通院が必要
• 治療期間は1年以上

06-4793-0333

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