歯周病の予防は、毎日のセルフケアと早期予防がカギ

歯周病はある日突然、重度の症状が出るわけではなく、徐々に進行していく病気です。初期段階で予防や治療を始めれば、大切な歯や歯ぐきを長く守ることができます。

歯周病の進行過程

健康な状態から歯周炎、そして重度化へ

はじめは歯ぐきが赤くなり出血しやすい「歯肉炎」から始まり、進行すると「歯槽膿漏（歯周炎）」へ悪化。炎症が拡大し、歯槽骨や歯根膜が破壊されはじめると、歯がぐらつき最終的には抜け落ちることもあります。

歯周病は以下の順序で進行します。

１、歯と歯ぐきの間には1〜2mm程度のすき間がある。
２、歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、 2～3mmのすき間ができる。
３、歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入。歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめる。
４、炎症がさらに拡大し、歯槽骨も半分近くまで破壊が進み、歯がぐらつきはじめる。
５、歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになる。

歯周病プラークとは

歯と歯ぐきのすき間にひそむ要注意菌

歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間には、歯周病プラーク（歯垢）が潜みやすくなります。放置すると炎症が進み、歯ぐきの腫れや出血、口臭の原因にもなるため、こまめな除去が欠かせません。

毎日のケアが大切

歯周ポケットを意識して徹底ケア

普通のハブラシでは入りにくい狭い歯周ポケットも、超極細毛ブラシを使うと汚れをかき出しやすくなります。薬用成分IPMP（イソプロピルメチルフェノール）配合のケア製品で歯周病菌を殺菌し、定着を防ぎましょう。

より効果的に歯周病を防ぐには他のケア製品＆歯科医院の活用

デンタルリンスや歯間ブラシを併用すると、ハブラシだけでは落としきれないプラーク除去に役立ちます。また、歯科医院での定期検診を受けることで、歯周病の進行状況を早めに把握し、適切な治療やクリーニングが可能になります。早めの予防で歯と歯ぐきを守り、健康な毎日を送りましょう。