初めまして。

大阪市中央区・堺筋本町にあるやすみつ歯科クリニックの院長、安光崇洋です。

堺筋本町というオフィス街に位置しつつも、地域に密着して皆様のお口の健康を守る当院では、虫歯・歯周病からお口の病気予防、入れ歯治療、噛み合わせ治療、インプラント治療まで幅広い治療を行っております。

こちらのブログでは、当院についてより詳しく知っていただくために、またお口の健康に役立てていただくために様々な情報を発信していきます。

今回は“インプラントと虫歯の関係”についてです。

インプラント治療とは？

インプラント治療とは、虫歯や歯槽膿漏をきっかけとして失ってしまった歯を補うために、人工歯根を埋め込む治療を言います。

インプラント治療を行うことで一度なくなってしまった歯を復活させる事ができますが、この新しい歯は虫歯にならないのでしょうか？

インプラント治療と虫歯の関係について説明します。

結論、インプラントは虫歯にならない

結論から申し上げると、インプラント治療した歯は虫歯になることはありません。

そもそも虫歯になるメカニズムはどのようなものなのでしょうか？

虫歯は進行性の疾患で、虫歯菌の影響によるエナメル質から象牙質が溶け出し、その奥に隠れている神経まで細菌に侵されることで痛みが出てきます。

インプラント治療においては歯を人工物で置換しているため、虫歯菌によって表面が溶け出すという事がありません。したがってインプラント治療した歯は虫歯にならないのです。

虫歯よりも周囲炎に注意

インプラント治療後に注意しなければいけないことは、虫歯よりも周囲炎です。

インプラントを埋め込んだ周囲の歯肉は、歯磨き不足や食生活の乱れにより細菌に汚染されやすくなり、歯周病につながってしまう危険があります。

最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまうこともあり得ます。

インプラント周囲炎は自然の歯と比べて細菌汚染を守るバリア機能がないために、歯周病よりも進行が早いとされています。

つまりインプラントといえど一生涯安心ということではなく、自然の歯と同じように適切なケアが非常に重要であるのです。